国民主権党によるクラスターデモの第5回が渋谷で行われました。
今回は、しょぼい政党の与儀大輔氏が平塚正幸氏に対して質問を投げかけましたが、 残念ながら議論がかみ合うことはありませんでした。
なぜこのようなことになったのでしょうか?
クラスターデモ:与儀大輔 VS 平塚正幸を振り返ります。
第5回渋谷クラスターデモ 国民主権党
与儀大輔登場(しょぼい政党)
1:37:39
平塚正幸登場(国民主権党)
1:51:55
与儀大輔の主張は以下
「反自粛モードを利用し、陰謀論やデマを流して募金を集めるのはやめてください。」
平塚正幸を批判したいだけ
平塚さんとの討論バトルでの与儀さんの第一声は「飲尿療法について教えてください」でした。
国民主権党のクラスターデモのテーマは、新型コロナウイルスの政府による感染対策への批判です。
- コロナは弱毒性
- 自粛をやめよう
- 緊急事態宣言を解除せよ
といったことがメインテーマです。
そういった場所に自らが出向いて、いきなり趣旨とは全く関係のない話をし始めたわけです。
与儀さんは以前から国民主権党や平塚正幸さんに対して、たびたび批判する動画をあげていました。
つまり、なぜこういうことになってしまったかと言うと、与儀大輔はただ平塚正幸を批判したいだけということです。
でなければ、新型コロナのデモ中に飲尿療法の質問など出てくるはずがないのです。
与儀大輔氏は、世界を混乱に陥れている新型コロナを真剣に考え、デモをしている場を荒らしに来ただけの人となってしまった印象です。
国民主権党は事実や数字に基づいて発言している
確認したところ、少なくとも以下の内容については事実や数字に基づいています。
- コロナは存在しない
- 存在したとしても弱毒性
- 無症状者からは感染しない
- 自粛する必要はない
コロナは存在しないというのは徳島大学の大橋教授による発言です。
存在した場合でも、厚生労働省が発表している症状、感染者数、死亡者数、致死率を見るとインフルエンザよりも圧倒的に少なく、弱毒性なのは客観的事実と言えます。
さらに、無症状者から感染するという報告はドイツの論文から来ています。
しかし、論文の内容は後にCNNによって誤りだったことが指摘されています。
日本やアメリカもこのドイツの論文を引用して、無症状者からも感染する可能性があると しているのです。
つまり、無症状から感染するといった明確なエビデンスが存在していないというのも事実です。
よって、無症状から感染することがないのであれば、一律に自粛するという対策はなんら意味がないことになるわけです。
もしこれらのことについて与儀さんが陰謀論やデマだというのであれば、具体的に指摘する必要がありました。
例えば無症状患者から感染する可能性があるというエビデンスが実は存在するというのであれば、有意義な議論になったのではないでしょうか。
平塚正幸は質問をはぐらかしている?
与儀大輔は平塚さんにクラスターデモの趣旨とは全く関係のない質問をしました。
この時点で平塚さんは、国民主権党への質問なのか、個人的な質問なのかを確認しています。
平塚さんを批判したいがために出てきてしまった質問なので、デモの内容とも違う、国民主権党に対してなのか個人的な質問なのか?
さらに、与儀大介氏は、次から次へと人が変わるのでやりづらかったと言っていますが、飲尿やら渡辺直美さんやらコロナとは関係のない質問にコロコロ変えたりと、趣旨の定まらない質問しているわけですので、自らがそういった状況を招いていると感じました。
残念ながら議論にすらなっていませんでした。
平塚さんは対応に困ってしまった様子で、この人は何がしたいのか、どこから説明すればいいのかわからないといった印象でした。
人によっては質問をはぐらかして逃げているという風に思ったのかもしれません。
どうすればよかった?
国民主権党は大まかには反自粛を訴えているわけで、与儀さんはそこに焦点を合わせて質問するべきでした。
クラスターデモは、第5回を迎えているわけですから、最低限過去のデモを見てどういう主張されているのかを理解し、テーマを絞って討論すべきだったのです。
陰謀論やデマを流すなというのであれば、どの回のデモで誰が主張したことに対してなのかを質問すれば、平塚さんも答えやすかったと思います。
しかし与儀さんは、質問が整理されておらず、全てではないですがデマと言われても答えようがありません。
飲尿療法の質問などもってのほかですが、個人的に平塚さんを攻撃したかったことが全面に出てしまったのが残念でした。
やってはいけない質問は
- 質問が整理されていない
- 質問が分かりづらい
- 説明したことを質問してくる
です。
質問力を高めることは討論にとどまらず、誰かに学びを得る際にも大切なスキルです。