平塚正幸(国民主権党)が政治家になった場合、国民に尿を飲ませることを義務付ける法律を検討していると言う噂があります。
結論から言うと、平塚正幸氏はそのような発言をしたことはなく、デマであることがわかりました。
ではなぜ尿を飲ませることを義務付けると言ったデマが流れたのでしょうか?
平塚正幸(国民主権党)が尿療法を国民に義務付けるというデマが流れた理由
インターネット上で、平塚正幸を名乗るなりすましのアカウントが複数開設されており、国民に尿を飲ませるといった噂が拡散しているようです。
平塚正幸さん本人はそのような発言はしたことがないと否定しています。
では、なぜ尿飲ませることを義務付けるといったデマが拡散しているのでしょうか?
大まかな流れは以下
- ヤフー知恵袋でなりすましが投稿
- 本物の投稿と勘違いした人がブログで扱う
- それらを見て勘違いした人が拡散
調べてみると、 Yahoo知恵袋でそのような発言をしている平塚さんのなりすましアカウントがあることがわかりました。
私の偽アカウントを作り、めちゃくちゃなことを言い、私が言ったこととしてバッシングする、そんなマッチポンプ攻撃がされています。
何か疑問があれば、直接私に聞いてください
私の情報発信は公式youtube、twitter、さゆふらっとまうんどのHPブログだけです。 pic.twitter.com/feGMqpW17k
— 平塚正幸 国民主権党 東京都知事選挙・立候補者 (@sayuflatmound2) June 22, 2020
「さゆふらっとまうんど」とは平塚さんの社会活動名義です。
投稿日は2019/12/17となっており、彼がまだ国民主権党を設立する以前の投稿ということになります。
おそらく、このヤフー知恵袋の書き込みが尿飲ませるという最初の発言ではないかと思います。
もちろん平塚さん本人はこのような発言をしていないので、ヤフー知恵袋で彼のなりすましをした何者かが投稿したことになります。
そして、このヤフー知恵袋の投稿を信じた人が、平塚さんが尿飲ませることを義務付けようとしていると取り上げるブログがでてきます。
これらの投稿を見て、信じてしまった人が噂を広めているといったところでしょう。
マドンナも実践!尿療法とは?
平塚さんは2014年から社会活動家として社会問題を扱ってきました。
その中で、飲尿療法という尿を用いて病気を治す民間療法の一つを紹介したことがあるのです。
自分の尿を飲むことで病気を治すというのは、日本の常識的には信じがたいものかもしれません。
しかし、調べてもらえればわかることですが、尿療法というのは多くの医者がその効果を認めています。
そして尿療法によって病気が治ったという患者さんもたくさんいることが分かります。
Amazon で「尿療法」と検索してもらえれば、関連する書籍がたくさんヒットします。
また、最も売れたアーティストの一人と言われるアメリカのマドンナも飲尿療法をしていることが知られています。
マドンナは氷を張った湯船から上がった後に、自分の尿をティーカップで飲んでいる動画をインスタグラムで公開しています。
彼女は、水虫の治療の際に患部に自分の尿をかけていたこともあり、自身の健康のために飲尿療法をしているようです。
インスタグラムの動画では、「氷風呂から出た後で自分の尿を飲むことは健康にいい」と語っています。
その動画は以下
マドンナの他にも飲尿療法をした有名人は
・とんねるずの石橋貴明
・元アナウンサーの古舘伊知郎
・女優のともさかりえ
らが公言しています。
平塚さんは、このような飲尿療法について過去に2度動画で紹介したに過ぎず、政治家になった際に国民に義務付けると言った発言をしたことはありません。
ネットの炎上コメントは少人数
慶應義塾大学経済学部准教授の田中 辰雄、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター助教の山口 真一が著者である書籍「ネット炎上の研究」によると、批判的な書き込みをし炎上に参加するネットユーザーは全体のわずか0.5%という衝撃の事実を語っています。
ある炎上している記事について、批判的なコメントが100件ついていたとしても、100人の人がコメントしているとは限らないということです。
実際には一人が複数回のコメントをしていたり、複数のアカウントを作成して別々の人間がコメントしているように見えている可能性の方が高いわけです。
先ほど、平塚さんが尿療法を国民に義務付ける法律を作ろうとしているデマについて、以下の過程を紹介しました。
- ヤフー知恵袋でなりすましが投稿
- 本物の投稿と勘違いした人がブログで扱う
- それらを見て勘違いした人が拡散
しかし、匿名性の高いネットにおいては、これらのことは実際には少人数で行われている可能性の方が高いと言えるのです。
極端に言えば、上記のことを一人で行うことも可能になってきます。
平塚さんを批判したい人間が、Yahoo知恵袋でなりすまし嘘を書き込み、ブログで取り上げ、 YouTubeやTwitterなどのSNSで拡散させることは一人でもできますし、組織的に行えばより大きく拡散し一般人を巻き込むことが可能になっています。
尿療法の国民への義務付けのデマ拡散の真相
ネットの炎上に参加する批判的コメントは、全体のわずか0.5%であると言うデータを元に、平塚さんの尿療法を国民に付けるというデマ拡散の真相を考えてみます。
国民主権党の平塚さんが東京都知事選に出馬した後、彼の主張に賛同するツイートした人に対し、このデマをリプライしている人が複数いることがわかりました。
それら人物のアカウントの概要欄を見ると、全てではありませんがRAPTという人物の支持者であることが分かります。
RAPTとは、ブログで世の中の裏側や真相を独自の視点で情報発信しており、過去に平塚さんとの対談経験のある方でした。
しかし、彼の考え方に違和感を感じた平塚さんは、対談を途中で取り止める結果となったのです。
この対応に、彼は不満を持っていたと言われています。
彼は、過去にオリエンタルラジオの中田敦彦は上級国民であり、板垣退助の子孫だとデマを流したことがある人物でもありました。
彼が中田敦彦は上級国民であり、板垣退助の子孫だと主張した根拠は以下
- 中田敦彦は板垣退助の若い頃に似ている
- 幸福洗脳の企画で作った Tシャツが板垣退助だった
- オリエンタルラジオ全盛期に外務省のキャラクターを務めていた
- 麻生大臣と握手している写真がある
- 妻である福田萌の幼少期と福田康夫が似ている
中田敦彦はこれに対して「上級国民は吉本に入んないでしょ」と真っ向否定。
妻と福田康夫が似ている件に関してはもはや誹謗中傷だと呆れ返った様子。
中田敦彦が自身のYouTube動画で反論をしています。
しかし、 Twitter で拡散された情報を見て信じてしまった人も一定数いるのかもしれません。
つまり、平塚さんについても同様に、意図的に流されたデマ情報を信じて拡散してしまっている人もいると思います。
対処法として平塚さんも、「尿療法を国民義務付け疑惑に反論」どういったタイトルで動画を出されるのがいいかもしれません。